台風の風速は最大でどれぐらいなのか?
今年も、すでに台風が発生したとの情報が出ました。
ここ数年の台風を見ていると、
過去に台風が発生した時の状況が参考になるのかわからない・・
とさえ考えてしまうほどの異例続きですね。
そもそも台風とは
台風の定義ですが北太平洋や南シナ海の海上で発生する低気圧が発達して
低気圧域内の
・風速が10分間平均で34ノット
・風力8以上
になった熱帯低気圧を台風と呼んでいます。
で、ノットってなに?
台風の速度はノットで表しますが、1ノットは1時間に1海里進む速度で1海里は時速1.852km相当だということです。
気になる海里という単位ですが、
地球儀でいうところの緯度1度に相当する長さで
メートルで表すと複雑になるために
海面上では海里が使われているんですね。
なので、台風の風速は10分間平均で34ノット = 時速63kmという事ですね。
例えが悪いですがバイクで一般道を走る時に受ける風ぐらいの感じですね。
強くて大型とか言われるけど何?
台風は、うずを巻きながら移動しますが条件にのっとって移動していきます。
緯度の低い位置では東から吹く風に押されながら北上していきます。
一方、緯度が高くなってくる位置では
上空に吹いている偏西風は、名前の通り西風なので、
台風となった風速で北東へ動いていく、といった具合です。
台風は、一般的には次第に発達して大きくなるタイプが多いですが
・大きさというのは、台風の強風部分を中心に半径に基準を設けて階級に分類され、
・強さというのは、強風部の風速は15m/s(秒速)以上を基準として、半径の最大風速から分類されているんです。
台風の事を説明する時に、「強くて大型」 「大型でも強くない台風」といった説明がされるのは
こういった分類からきているんですね。
最大でどれぐらいなのか
過去に最大と言われる台風はという質問にほとんどが1959年の9月26日にきた伊勢湾台風を挙げますが
データにも、その猛威を振るった記録が残されています。
最大風速は毎秒40m以上を記録し、超大型の台風は勢力を落とさず北上
山間部では200mm以上の大雨、海沿いでは高潮、暴風、大雨となり
過去に例をみなかった膨大な規模の被害と死者数を出した台風で
その脅威はいまに語り継がれています。
今までにない…と言われる気象現象が多発し
世界的規模で相当な被害をだす台風が多く発生している昨今
我が国ではこれから台風の季節です。
数々の情報から目を放すことはできませんね。